はずむ恋~見つめて、触れて、ときめく~
えっ、玲司さんのお母さん?
上品な雰囲気を持つ女性ではあるが、玲司さんのお母さんにしては若い。
肩より少し長い髪はきれいにカールされていて、艶がある。黒のサマーニットに白地に大きめな花柄のスカートに白のバッグを手にしていた。
40代後半くらいの年齢に見えるが、玲司さんの年齢から考えたら50代後半だろうか?
「来るなら、連絡してからにしてくれないかな」
「たまたま近くでお友達とランチしてたから、玲司の顔を見ようかなと思ったのよ。そちらの方は、どなたかしら?」
「申し遅れまして、すみません。初めまして、私横川藍果と申します。今年こちらに入社致しまして……」
「あら、新入社員の方なのね。こんなところで指導しているの?」
「指導というか、休憩してもらっている」
玲司さんのお母さんは私たちの対面に座ったので、急いでコーヒーを淹れた。
「ありがとう。気が利くのね。横川さん、時間大丈夫なら、そちらに座ってね」
「はい、ありがとうございます」
どうしようかと玲司さんを見たら、頷かれたので隣に座った。時間はまだ大丈夫だが、そんなにゆっくりしてはいられない。
上品な雰囲気を持つ女性ではあるが、玲司さんのお母さんにしては若い。
肩より少し長い髪はきれいにカールされていて、艶がある。黒のサマーニットに白地に大きめな花柄のスカートに白のバッグを手にしていた。
40代後半くらいの年齢に見えるが、玲司さんの年齢から考えたら50代後半だろうか?
「来るなら、連絡してからにしてくれないかな」
「たまたま近くでお友達とランチしてたから、玲司の顔を見ようかなと思ったのよ。そちらの方は、どなたかしら?」
「申し遅れまして、すみません。初めまして、私横川藍果と申します。今年こちらに入社致しまして……」
「あら、新入社員の方なのね。こんなところで指導しているの?」
「指導というか、休憩してもらっている」
玲司さんのお母さんは私たちの対面に座ったので、急いでコーヒーを淹れた。
「ありがとう。気が利くのね。横川さん、時間大丈夫なら、そちらに座ってね」
「はい、ありがとうございます」
どうしようかと玲司さんを見たら、頷かれたので隣に座った。時間はまだ大丈夫だが、そんなにゆっくりしてはいられない。