はずむ恋~見つめて、触れて、ときめく~
約束の時間一時間前、業務を終えて着替えた私はラウンジでコーヒーを飲みながら、時間が過ぎるのを待つ。
先ほど支配人が外出から戻って、ロビーを見回している姿を見た。ロビーにいた時間は二分くらいですぐあがっていった。
私はコーヒーをひと口飲んで、胸に手を当てる。あと少ししたら上に行こう。支配人室に行くのは初めてだから、緊張する。
昨日からドキドキする胸の高鳴りは続いている。業務中は支配人のことは忘れようと、心を落ち着かせてはいたけれど。
「横川さん、お疲れ様。このあと、時間あるかしら? 良かったら、一緒にお夕飯食べない?」
「えっ? あ、今日ですか?」
「もちろんよ。何か予定あるの? それなら、諦めるけど」
「あ、はい。あの、すみません。予定があります。本当にすみません」
突然藤島さんに話しかけられて、私は手を胸に当てた状態のままで、顔をあげた。想定外のお誘いにしどろもどろに答える。
今まで一度も食事に誘われたことはないし、なぜ突然今なのかと驚きで違う意味で胸はドキドキした。
藤島さんは優しそうな笑みを浮かべた。
先ほど支配人が外出から戻って、ロビーを見回している姿を見た。ロビーにいた時間は二分くらいですぐあがっていった。
私はコーヒーをひと口飲んで、胸に手を当てる。あと少ししたら上に行こう。支配人室に行くのは初めてだから、緊張する。
昨日からドキドキする胸の高鳴りは続いている。業務中は支配人のことは忘れようと、心を落ち着かせてはいたけれど。
「横川さん、お疲れ様。このあと、時間あるかしら? 良かったら、一緒にお夕飯食べない?」
「えっ? あ、今日ですか?」
「もちろんよ。何か予定あるの? それなら、諦めるけど」
「あ、はい。あの、すみません。予定があります。本当にすみません」
突然藤島さんに話しかけられて、私は手を胸に当てた状態のままで、顔をあげた。想定外のお誘いにしどろもどろに答える。
今まで一度も食事に誘われたことはないし、なぜ突然今なのかと驚きで違う意味で胸はドキドキした。
藤島さんは優しそうな笑みを浮かべた。