はずむ恋~見つめて、触れて、ときめく~
支配人は柔らかく微笑んで、イチゴのムースをひと口食べた。
支配人の笑顔は本当に魅力的で、自分だけに向けられると胸が苦しくなるくらいドキドキしたが、それを悟られないよう私もひと口食べる。
「わあ、美味しい。イチゴの味が濃いですね」
「うん、美味しいよね」
あまりの美味しさに頬をゆるませて、素直な感想を告げると支配人は嬉しそうに笑った。
私はつくづく支配人の笑顔に弱い。心を落ち着かせようとしているのに、鼓動は加速するばかりだ。
いけない。このままでは憧れを通り越して、本気で恋してしまいそう。
熱を帯びた頬を左手で軽く仰いだ。全然風にならないけれど。
「ん? この部屋暑いかな?」
「いえ、ちょっと酔ったみたいで」
ワインのせいで熱くなっていると誤魔化すしかない。
「そうなの? さっきまで全然顔に出てなかったから、強いのかと思っていたけど」
「えっ、あの、あとから出てくるタイプなんですよ」
そんなタイプあるのか?と自分で突っ込みたくなるが、他に適切な言い訳が出てこなかった。
支配人の笑顔は本当に魅力的で、自分だけに向けられると胸が苦しくなるくらいドキドキしたが、それを悟られないよう私もひと口食べる。
「わあ、美味しい。イチゴの味が濃いですね」
「うん、美味しいよね」
あまりの美味しさに頬をゆるませて、素直な感想を告げると支配人は嬉しそうに笑った。
私はつくづく支配人の笑顔に弱い。心を落ち着かせようとしているのに、鼓動は加速するばかりだ。
いけない。このままでは憧れを通り越して、本気で恋してしまいそう。
熱を帯びた頬を左手で軽く仰いだ。全然風にならないけれど。
「ん? この部屋暑いかな?」
「いえ、ちょっと酔ったみたいで」
ワインのせいで熱くなっていると誤魔化すしかない。
「そうなの? さっきまで全然顔に出てなかったから、強いのかと思っていたけど」
「えっ、あの、あとから出てくるタイプなんですよ」
そんなタイプあるのか?と自分で突っ込みたくなるが、他に適切な言い訳が出てこなかった。