LOVERS
君の笑顔覚えてますか?
一日は、あっと過ぎた。

翔が近寄ってきた。

「章介、俺先に帰るわ。」

「ああ、分かった」

いつも通りに答えた

「ある子と待ち合わせがあるんで(笑)」

耳元で、こっそりと言って走って行った。

まあ、何かあったんだろうと思い、帰ろうとした。そのとき

「章介!!」

桜の声が聞こえた。章介は普通に振り返った。そこには真美もいた。続けて、桜が言った

「ちょっと、話があるから来て」

「何で」

「いいから、ちょっと!」

「はぁ、ったく」

桜の言葉に押されてついて行った。

そこは、秘密基地のようなところだった。

周りは塀に囲まれている。人が6人座ったら満員だ。あるのは幅30cmの出入り口
上は、木が近くにあるからか、木の枝と葉が見える。雨が降ってもはカバーできるほどの屋根があるでも二人がギリギリってとこだ、太ってる人が一人来たらほかの人はずぶぬれだ。

「私と真美で休み時間にここみっけたんだw。名づけて秘密基地!!」

桜はうれしそうに言う。

「で、話って?」

相変わらず章介はそっけなく聞く。

「実は今日・・・」

桜が話そうとしたら真美が急に

「やっぱいいよ!章介君ごめんね。もう帰っていいよ」

「だめだよ真美、ちゃんとしなきゃ」

真美は、うつむいた。章介は何がなんだか分からなかった。

桜は、話を続ける。


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