俺様男子と秘密の関係
秘密がバレた!

秘密がバレた!

6時30分に鳴るアラームが部屋に鳴り響いた


時刻は6時30分を過ぎていた。


目を開けると天気のいい清々しい朝。


今日は気分がいい


それと同じぐらい天気もいい


ハッと昨日のことが頭によみがえる。



「最悪だ」


さっきまでの気分が一瞬で吹っ飛んだ


そんなこと言いながら部屋から出て洗面所に向かって顔を洗う。


洗い終わるとまた自分の部屋に戻って、制服に着替える。毎日これの繰り返しだ


トントン、、


扉を叩く音。三河さんだと思う。



「美久様開けてもよろしいでしょうか?」


「どうぞ」


「美久様今日もリムジンで送ります。」


またか、リムジン。



「あと奥様が食事ができたと仰っていました。」


「本当に!!」


昨日は寝坊してご飯たべれなかったけど今日早く起きれたから食べれる!


お母さんのご飯は世界一!



「すぐ行くって伝えといて!」


「承知しました。」


と言いながら三河さんは出て言った。


私は自分のケータイを手に取り結衣にメールを送った。



【結衣!今日、わかってるよね】


今日は私と結衣にとってとっても嬉しい日だ


これは年に1回ある、るい様の誕生日企画!



【大丈夫!わかってるよ!!今日学校終わりにすぐ行こうね】


結衣から返事が返ってきた。もちろん結衣もるい様大好き少女だから私が言っていることもわかる



【そうだね!】


私は結衣に返事をした後自分の部屋を出てリビングに向かう。お母さんの朝ごんの時間だ



「お母さん、起きたよ」


「美久、おはよう。ご飯できてるからたべていいわよ」


定番の味噌汁とご飯、綺麗に盛り付けされているサラダにオカズ。


お母さんは私の味方?普通になりたいって事を賛成してくれている。だから、ご飯も普通の人が毎日食べる朝ごはんにしてもらった。


ご飯を食べ終わり私は自分の部屋に戻ってるい様に



「行ってきます!るい様!」


と声を掛ける。もちろん返ってくることはないけどこれが定番!


昨日のようにるい様のキーホルダーをバックに入れ、今日の学校終わりに行くお店に必要なるい様の遺品を袋にしまいカバンの中にしまった。



「バレないようにしなきゃ」


そう、こんなことバレたら・・・・私の人生が終わってしまう!!!



「美久〜出る時間よ」


下からお母さんの声が聞こえてくる


時計を見るともう7時40分!



「わかったー今行く」


と答え私は自分の部屋を出て玄関に向かった。


お父さんは朝から会議があるらしく朝早くに家を出ていった。


お父さんは有名会社の社長。今の会社を建てた人。で、それが成功して今私はこんな生活になっている。


私は車に乗り込み学校へ向かった。

____________________________________
車を降りいつものようにみんなの声が聞こえてくる


・・・・・と思ったら



「あれ?聞こえてこない・・ていうか誰もいないじゃん!」


そんなことあるかぁと思った私は腕につけている時計を見る7時45分、?!どうゆうことだろう?


と思っていると後ろからタッタッと走ってる足音が聞こえる。


ドンッ!と激しく衝突音がした。



「いってぇ」


「それはこっちのセリフよって、あっ!」


「あっ、お前」


相沢瑠衣!!!また会った、



「てか、なんで走ってんのに前が見えないのよ!」


「お前の存在が薄いからだろ」


「ぶつかってくる方が悪いでしょ!」


と相沢ともめているうちに


キーンコーンカーンコンとチャイムが鳴ってしまった。



「えっ!嘘早くない」


「はっ?お前何行ってんの今日朝礼ある日だぞ」


あっ、、、、すっかり忘れておったぁぁぁ



「やっぱお前バカだな」


私は相沢を無視するかのように素早く立ち急いで下駄箱に向かう。



「あっ、おい、まて!」


となにかを言っていたが私は無視して急いで教室へ向かった。


朝から最悪の気分だ

____________________________________
朝礼が終わり結衣と美香がびっくりした顔で私に質問してきた



「美久が遅刻するなんて!」


「ほんとだよ私だって、遅刻する気なんてなかったよ~ ~しかも!朝から相沢に会うなんて」


「でも、あの時なんか言いかけてたんだよね。でそれを無視して急いできたんだけどなに言おうとしてたんだろう?」


私は相沢瑠衣が何かを言おうとした言葉を思い出す「あっ、おい、まて!」って言ってたような、、


まっ!別に私には関係ないんだけどね!



「美久!持ってきた?」


と結衣が私に聞く。私は



「大丈夫!カバンにあるよ!」


と答えたら美香が「なんのこと?」と私たちの間に顔を挟む。



「るい様だよー」


と結衣が答えるとため息をつきながら「はぁいつものことか、」と残念そうに言った。昔は美香もるい様の事を好きだったけど今はもう飽きたらしい


ガラガラと先生が教室に入る。と同時に先生の口から



「今日はテストを返す。それと60点以下だった人は今日、居残りだからな」


「えぇ〜」


と先生の言葉にみんなが「最悪」とか「ちゃんと勉強しとけばよかった」など聞こえてくる



「神崎美久さん」


と私の名前が呼ばれた。私は席を立ちテストを取りに行く。



「よくやったなぁ100点だ。」


と先生の言葉にみんなが「えぇ美久様凄い」
「やっぱり美久さんは頭いいな」とみんなの声が聞こえる



「神山結衣さん」


「はい!」


と結衣が大きな声で返事をする。



「おい、結衣43点。声は大きいのに点は残念声じゃなくて勉強を頑張れ、」


「うっそぉぉぉ」


と先生がゆうのに対して結衣は悲鳴をあげるかのように「最悪〜次は頑張りま〜す」とだらけながらゆう。


その言葉にみんなが「ゆい、また頑張れ」と優しい言葉が返ってくる。



「美久〜どうしよう今日行けないかも」


「結衣〜」


と私も泣きわめく。ちょっとまてよ、結衣が来れないってことは・・・・私一人で行くってこと!!



「美久!私早く終わらせるからまってて・・・・あっ!今日委員会の仕事あるんだった」


「えぇぇ、結衣、私一人で行くの!」


「美香付いてきてよぉ〜」


「ごめん、今日おばあちゃん家行かなきゃ」


授業も終わり放課後、結局私一人で行くことになった。


結衣は居残りと委員会。


美香はおばあちゃんの面倒。


そして、私はただただ一人で街中を歩くだけになった。


今までは結衣と二人で言ってたから何も思わなかったけど、今こうして一人で歩いていると恥ずかしい。


うつむきながら私はただ呆然で歩き続ける。


そんなこんなでお店に着いた。



「WPKIDRUI!」


ここのお店は私たちがいつも行っている限定お店!って言ってもるい様の商品があるだけなんだけどね、、


私はお店に入る。みんなの視線がこっちに突き刺さる。私は素早く2階に駆け上がりトイレに入った。



「はぁー恥ずかしぃ!!」


やっぱり一人で来ると恥ずかしい。服は制服のままだしカバンも学校のそりゃ高校生がこんなところに一人で来たらおかしいか、


私は自分のカバンを手に取りるい様の遺品があるか確認した。



「えっと、・・・・・あれ!えっ!うそうそうそ!ない!朝はちゃんとカバンにしまったのに!」


私はカバンにしまったるい様の遺品が無いことに気がついた。



「どこに落としたんだろう!あれがないと!・・・あっ!もしかして朝の!」


私は朝相沢瑠衣とぶつかったことを思い出す。


「そういえばあいつ何か言おうとしてたような、もしかして、」


私は変な冷や汗が出た。


私はバンっ!と激しくトイレから出て行き猛ダッシュで学校に行った。



「はぁ、はぁ、はぁ」


と息を切らしながら私は下駄箱に向かい相沢瑠衣の靴があるか確認する。



「えっ!嘘ないじゃん」


私はその場に座り込み一瞬考えた。



「まさか、るい様を相沢が持ってたらどうしよう。」


ザッザッと後ろから足音が聞こえた。



「そのまさかだよ、神崎美久」


私は聞き覚えのある声に後ろを恐る恐る振り返った。



「相沢!」


「へぇーてか何お前何、こんなオタクだったんだ何かと思って着いて行ってよかったよ」


と笑われる。


それに着いて行ってって



「尾行してたの!」


「いや、尾行っていうかこんな大量なフィギュア何に使うんだよって思って着いて行っただけだよそしたら、オタクだったなんて」


と腹を抱えながら笑う相沢に私は初めて頬が赤くなった。もちろんいつかはバレることだろうと思っていたけど一番バレたくない人にバレるなんて


今この場で魔法が使えるなら相沢の記憶を消したい!



「ねぇ、私の物は」


「あぁ、これのこと、朝おい、まて!って声かけたのになぁ誰かな、無視したのは」


「ご、ごめん、でも!朝急いでたから︎︎仕方ないじゃん、しかもあれが落ちたって思ってもなかったし」


やっぱり相沢が持っていた。



「ねぇそれ返して!」


「物を拾ってもらった相手にそんないいからないだろ、」


「か、返してください」


「えぇ〜どうしよっかなぁ」


と私をからかうような反応。



「返してっていってるでしょ!」


私も流石に頭にきて、相沢をどんっ!と勢いよく押したおした。



「おい!」


「あっ、」


と押した弾みに後ろに下がれず私も一緒に倒れてしまった。



「ご、ごめん、」


「ねぇ、お前さ今自分が何したか分かってんの、いまお前の物持ってんの俺なんだけど、この事知られたくないんでしょ、バラしてもいいの」


「じゃあどうやったら返してくれるの!」


私はこの言葉に公開する。



「どうしよっかなぁ〜」


「お願い誰にも言わないで!」


「秘密をバラされたくなかったら俺のゆうこと聞いてもらうからな」


「な、なによゆうことって」


私はまだこの時は分からなかった。まさかこんな奴に、、、



「じゃぁ俺の彼女になれ」


今何か聞こえたような?



「えっ、、、、えぇぇぇぇぇ!」


嘘!あの相沢瑠衣に付き合って、そりゃもちろん返事は



「無理」


と答えた。こんな奴と死んでも付き合いたくないわよ!と私は心の中で叫んだ



「あっそ!じゃぁ明日までに付き合うか付き合わないか決めないならこの事バラすから」


いやいやいや、今の聞いてました?「無理」って言ったんですけど。


私は家に帰り昨日と同じようにベットにダイブする。


結局フィギュアは返してもらえなかった。なんでかって、それは私が無理って言ったから


私はベットで足をバタバタさせる。


昨日の事でイラついてるのに今日の事で不安の方が大きいような気がする


だって


私の



「秘密がばれた!」


から、、、
< 3 / 4 >

この作品をシェア

pagetop