馬ー鹿っ。
約束
*きっかけ
空一面にたくさんの雲が
広がって
ぎらぎら光る太陽は
雲から
出たり隠れたりしてる―
気持ちいいそよ風が
教室を行き来して
真っ白なカーテンが
ふわって浮かび上がる―
心地よく温かい
この席は
寝不足のあたしを
もっと眠たくさせる。
まぶたが重くなって…
顔を支えている腕も
力が抜けてきて…
『…ら…っ…』
『……原っ』
『…河っ……原』
『…河原っ…』
『河原ああっ!!!!』
「ぎやあああいっ!!!!」
夢の世界へと
行きかけてたあたしは
驚いたのと
返事をしたのとが
混ざって
奇妙な声を
あげてしまった…。
*