【完】うさぎとオオカミ

これから

うさぎside




ドンッ。



｢｢いったぁ…。｣｣



僕は体を見る。


…うさぎに！



｢｢戻ったぁ！｣｣



僕達はあれから話し合い、

もう一回思い切りぶつかったら戻るのではないか、

と、結論付けた。


結果大成功。




｢…なぁ、うさぎ。｣



オオカミが僕に近寄る。



｢ん？｣



｢俺、勘違いしてた。｣



｢…


…僕も。


…だから、

もう今までのは二人とも水に流そう？


これからが大事だし。｣



｢あぁ、そうだな。｣



僕達は体を寄せ合いキスをした。



｢うさぎ、愛してる。｣



少し照れた様子で言うオオカミ。



｢ふふっ、僕も愛してるよ、オオカミ。｣






それからの僕達は、

今まで以上に話し合い、

愛しあった。