俺の恋人曰く、幸せな家庭は優しさと思いやりでできている「下」
番外編二 それぞれの日曜日
〜ロビンとレム〜
私の名前は、ロビン・ブレイド。元軍人。今はドリス国で武道教室を開いている。
なぜ、私が軍人をやめたかと言うとーーー。
「ロビン!おはよぉ〜」
朝食を用意している私に、後ろから抱きついてくる人物。私の夫のレムだ。
「暑苦しい。作業の邪魔だ」
私はそう言うけど、本当は抱きしめられることが嬉しい。素直になれないんだ。でも、私が心の中でどう思っているかなんて、レムはよく知ってる。
「抵抗しないくせに?ホントは嬉しいんだろ〜?」
そう言って、さらにぎゅっと抱きしめてくる。平日なら「離れろ!」と言うが、今日は黙ってレムに抱きしめられておく。
今日は、日曜日だ。
「……ロビン」
レムは私を離すと、私の口に自分の唇を重ねる。チュッ、という音がキッチンに響く。
「……愛してる」
レムは、いつも素直に愛情を伝えてくれる。本当は私もそうしたいのだが、結婚してもなかなか素直になれない。
私の名前は、ロビン・ブレイド。元軍人。今はドリス国で武道教室を開いている。
なぜ、私が軍人をやめたかと言うとーーー。
「ロビン!おはよぉ〜」
朝食を用意している私に、後ろから抱きついてくる人物。私の夫のレムだ。
「暑苦しい。作業の邪魔だ」
私はそう言うけど、本当は抱きしめられることが嬉しい。素直になれないんだ。でも、私が心の中でどう思っているかなんて、レムはよく知ってる。
「抵抗しないくせに?ホントは嬉しいんだろ〜?」
そう言って、さらにぎゅっと抱きしめてくる。平日なら「離れろ!」と言うが、今日は黙ってレムに抱きしめられておく。
今日は、日曜日だ。
「……ロビン」
レムは私を離すと、私の口に自分の唇を重ねる。チュッ、という音がキッチンに響く。
「……愛してる」
レムは、いつも素直に愛情を伝えてくれる。本当は私もそうしたいのだが、結婚してもなかなか素直になれない。