俺の恋人曰く、幸せな家庭は優しさと思いやりでできている「下」
〜小町とアレックス〜

私の名前は、小町・ワトソン。旅館の仲居をしています。

私は、世界平和対策本部のアレックスと結婚して、二人の子どもにも恵まれました。普段は桜花国で暮らしているのですが、一週間ほどアレックスの母国のメロウ国に行くことになりました。

今日は、お義父様とお義母様と一緒にピクニックに出かけます。お義母様もお義父様も、樹と結愛に会えて嬉しいようです。

お義母様と一緒にお弁当の準備をしました。メロウ国の料理と、桜花国の料理が次々とお弁当箱に入っていきます。

そして、家を出ました。

「うわぁ〜！！」

樹が目を輝かせ、結愛と一緒に走っていきました。列車に揺られやって来たのは、湖が近くにある緑の美しい草原でした。

「ここに来るのは久しぶりだよ〜」

アレックスも楽しげに笑い、樹と結愛のところへ走っていきます。私は、お義父様とお義母様とお話を楽しみました。

地面に敷かれた大きなシートの上には、ブラウニーやカステラなど桜花国とメロウ国のお菓子が並んでいます。
< 154 / 160 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop