きらきら光る
おばあちゃんの痴呆症が進行して私を孫とも認識できなくなっている。

「おばあちゃん、私がやるから休んでて。」
私はおばあちゃんを寝室へ誘導する。

「じゃあちょっと寝ようかしら。」
布団に横になるおばあちゃんに毛布をかけて私はキッチンに向かった。

ガスの元栓を閉めていてよかった。。。
おばあちゃんはコンロの上に鍋を置き、からの鍋の中には煮干とお茶の葉が入っていた。

私は小さくため息をはいてから腕まくりして片付けはじめた。
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