きらきら光る
「あ~こりゃ結構いったな…。」
松浦先生は保健室から持ってきた救急セットから消毒やガーゼを出している。

「なんか…気持ち悪い。」
おでこが痛くて血が出てるのを見たら気持ち悪くなってきた。
「吐きそう?大丈夫?」
優子が私の背中を擦ってくれる。

「場所変えるぞ。」
松浦先生はそう言うと私をひょいっと担ぎ上げた。まさかのお姫様抱っこ!?
「宮田ここ押さえて止血しろ。」
蒼介が私のおでこを押さえる。
「高倉、お前の上着かせ。パンツ見えないように」
ありがたいけど…最低。
優子は急いでお姫様抱っこされている私の足に上着を巻き付けてくれた。
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