きらきら光る
『ねぇ、陽咲。松浦先生は総合病院の救命救急センターで働いてるんだって。この前蒼介がたまたま近所で白衣の先生と会ったんだって。』

その文を読んで胸がぎゅっと苦しくなる。


『陽咲の想いはまだ先生にあるんじゃないかなって思うよ。陽咲、私は生きてるよ。きらきらした毎日を生きてるよ。陽咲も幸せになってほしい。』


私は読み進めるのが苦しくなって手紙をしまった。
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