きらきら光る
文化祭の前日。
予定よりも作業の工程が遅れていて私は焦っていた。休憩もとらずに作業していると松浦先生がポカリを差し入れてくれた。

なぜだか先生といるとほっとする。

肩の力を抜くことができる。

こんなの本当はだめなのに。



私は先生から渡された茜色の絵の具を握りしめながら先生への想いが止められない自分を抑えるのに必死だった。
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