甘い魔法をあなたに
私は、ルカに連れられて花火大会の会場の近くにある川辺に来ていた。ルカの顔は赤い。
「…ルカ、顔が赤いけど熱あるの?大丈夫?」
私がルカに問いかけると、ルカは「あのさ…」と私を真剣そうな目で見つめた。
「どうしたの?」
「モニカと会った時から…俺は、モニカのことがずっと好きだった…!絶対に、モニカを幸せにする。だから、俺と…付き合ってください!」
ルカは、そう言って頭を下げた。ルカの告白に、私の頬は一気に赤くなった。
「答えなんて1つしかないよ……私、ルカのことが好きなの…」
私は、ルカにしか見せたことのない柔らかい笑みを浮かべた。ルカは、下げていた頭を上げ、私と目を合わせて幸せそうに微笑んだ。
ルカは、私の頬に手を添える。そして、ルカは私にそっと口付けをした。