きみの理想の相手
恵くんの心情

8月になったばかりで、梅雨明けをした今日。

いつもに増して、日差しが強いので
日傘をさし私は職場に向かう。 

歩きながら、私は考える。

尊くんと恵くんに告白された。

ってか、なんでこんな急に。
なんで今モテ期きてんの。

あー、訳が分かんない。
私は頭を抱えた。
歩道があるとこで私は座りこんでしまった。
学校に行くのか私のそばを通っていく小学生の声がした。

あの人大丈夫かな? どうした?と小学生に心配される中、私は頭の中をグルグルと思考を巡らせた。

尊くんは、男子同級生で一番仲がよかった。
なんでも話せたし、冗談で言いあえる程、一緒にいて、飽きなかった。

恵くんは、憧れの人で楽しくていつも笑って、私を楽しませてくれる。
何をしたっていつも新しい発見が出来る。

尊くんは尊くん。
恵くんは恵くんの良さを持っている。

分かってるよ、2人の良さは。

でも、急に恋愛感情があると言われれば、分からない。

だけど、ひとつだけはっきりしていることがある。
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