きみの理想の相手
どうしても私は金井さんが好きだってこと。
私は数分程座り込んでいたが、意を決して立ち上がり、真っ直ぐ見つめてから携帯を開く。
そして、尊くんと恵くんに連絡した。
私は携帯をズボンのポケットにしまい、仕事場に向かった。
昼休みになったら、私は携帯を開くと、
二人から連絡がきていた。
それは、私は朝二人に送った内容は
尊くんには、今日の昼時間ある?と。
恵くんには、明日の夜、時間ありますか?と聞いた。
すると、二人ともオッケーというスタンプと共に、メッセージがあった。
尊くんは、分かった。楽しみにしてると返事があった。
恵くんは、ありがとう。好きだよときていた。
尊くんはいつもどおり、正常運転。
だけど、恵くんはなんだ、これは!
好きだよとか普通に言えるのが、すごい。
恵くんってこういう人だったっけ?
私はメッセージを見ながら、首を傾げた。
だけど、私は恵くんの笑顔と言葉が蘇る。
前からちゃんと言葉にしてくれていた。
あの時は信じられなかったけど。