きみの理想の相手
「…理実?」

「えーと…」

 私は困惑していると、琴美が声を発した。

「亮介先輩!!」

 琴美は目を丸くして亮介という男を見た。

 私もすかさず亮介という男を見た。

 亮介(りゅうすけ)という男は、私の元カレ。 
私はすぐには分からなかった。

昔とは大人になっていて、高校生の亮介とは違くなっていたから…。

「……亮介なの?」

 私は亮介の顔を見ながら、亮介に話しかけた。

「…おう。そうだよ。久しぶり、理美」

 亮介は片手をあげて、私に話しかけてきた。

「…うん、久しぶり。亮介は今カラオケ店で働いているんだ?」

 亮介はシンプルな制服を着て、髪も整えられていて清潔感があった。

「ほんと、久しぶりです。亮介先輩」

 琴美は久しぶりーと亮介の元へ行き、肩をバシッと叩いて話し始めた。
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