きみの理想の相手

 私は黙々と作業をするしかないのだ。

 私は、利用者の支援を終えて、休憩中に事務作業を行っていた。その最中に呼び出しをされた。


 根本さんと手柄さんと話をして、重要な書類を提出していないから私が出せと言われて、時間内に終わらせた。


 手柄さんの仕事なのに、なんで、私がと怒りが湧きながら、私は手を休めなかった。


「ふぅ…」


 1時間後、私は提出していない書類を提出して、利用者の支援に向かった。


 利用者は一日中落ち着かなくて、私は黒い服なので目立たないけど、よだれとかがあって汚れていた。


 送迎を終えて、一七時になったので定時で帰ることにした。

 一七時一〇分のバスを待っていると、ジャンバーの中に入っていた携帯がヴゥとバイブ音が聞こえた。


 その音が聞こえたので、ポケットから携帯を取り出してロック解除をすると、メールを開いた。


 すると、金井さんから連絡がきていた。

 金井さんに連絡先を教えたのは、メールアドレス。


ラインだと気軽だけど、IDを間違えられるかもしれないと思った私は、まずメールアドレスと名前を教えた。


 その金井さんから連絡がきた。


 一週間は経ったけど、金井さん本人から連絡がきたことは事実だ。


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