きみの理想の相手

 俺は廉の言ったことで、頭によぎる。
 
 あの人がなんで俺と付き合ったか。

「…輝!大丈夫か。ゴメン。僕が余計なこと言ったから」

 気分が悪くなった俺を廉は、心配してくれた。

「…っ、大丈夫だ」

 俺は頭を抱えて、廉は何かを見ていた。

「ねぇ、携帯今日見た?」

「いや、今日見てないけど」

「見た方がいい気がする」

 廉は俺にそう言うことは珍しくない。

 だけど、いつも言っている廉との表情とは違かったから。いつもは笑っているのに、心なしかいいように思ってない気がする。

 廉が言っていたので、俺は携帯を見た。
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