きみの理想の相手
すると、一通通知がきていた。
理実さんからだった。
お久しぶりです。元気にしてますか?
と一言だけメールがきていた。
「なんだって」
「元気かって」
「ふーん。それだけなんだ」
廉はつまらなそうに俺に言う。
「そうだけど。ただ聞きたかっただけでしょ」
俺はそう言うと、廉は俺を見てきた。
「輝。この子はいい女性かもしれない。だけど、俺らより年上で社会人。まだ、どういう女性かわからないだろう」
「…そうだな。でも、初めてなんだよ。こんな感情。ただ話すだけで凄く幸せなんだよ」
「……そう。なら僕は見守ってるよ」
「ありがとな」