きみの理想の相手
自分の仕事を終えてから、終礼になると急いでメイクを直してから自分の身支度をしてバスに向かった。
バスの出発時間までに余裕があったので、ゆっくり歩いてバス停に向かった。
バス停に向かう途中、歩きながら考えていた。
久しぶりに尊君に会ったし、金井さんに食事に誘われた。
今日はよく人に会う日だ。
嫌なことあったけど、なんだか昼休み前より心が軽い。
バス停に着くと、携帯を取り出して金井さんから連絡がきたか確かめる。
連絡はまだきてなかった。高杉駅は、私がよく行く駅で、待ち合わせ場所として友人と遊ぶときは使っている。
だけど、異性と待ち合わせするのは初めてだ。
私は胸を躍らせながら、バスがくるのを待っていた。
すると、いきなり電話が鳴り響いた。
なんだ、なんだと両手に持っていた携帯を見ると、非通知からの電話だった。
非通知からだったが、知り合いかもしれないので電話に出た。