年下王子の言いなり。
ほのかにチーズの香りがする、この店内。

さすがは五つ星。すごすぎる…
でも、もっとすごいのは、この御曹司である。
2年待たないと入れないような、
このレストランに予約無しで入れたり、
専用個室をもっていたりと、何かと恐ろしい。
社長の息子ってことがよくわかる。

「何にするか選んだ?」

ちょっと待てよ、値段が書いてない。
高級レストランのメニュー表には、
値段が書いてないとは、、、
いつものファミレスとは全然違う。
この際、値段なんてどうでもイイか。

「このスパゲティにしようかな。」

「じゃあ、俺もスパゲティにしよ。」


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