年下王子の言いなり。

女の傷は男でしか埋まらない。

「あれっ、お姉さん?」

いきなり、なんだと思えば、
隣に寝ていた男じゃないか…
しかし、今私は男を見ると
ただただ泣けてしまう。
本当に課長のことが
好きでしょうがなかったことを
今更思い知るのも、胸が張り裂けそうでつらい。
ああ、また涙が滝のように溢れてくる。

「お姉さん、つらいことがあったの?
なんなら、俺聞くよ。」

えっ…?

何事だ?そんなの余計つらいし…
でも、、女の傷は男でしか埋まらないのよ。
誰かが、そう言ってた。
次に進む、新たなチャンスじゃないか。

「じゃあ、聞いてもらえる?」



そのまま、私たちは居酒屋に行った。


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