広瀬くんは、いっぱい食べる私が好き
「広瀬くーん!」
「!」
呼び声に広瀬くんが振り返る。
出入口のところに女の子が立っていた。
クラスメイトの更級《さらしな》さん。
女子のクラス委員だ。
ちなみにすごい美少女。
ああいう子が『砂糖菓子でできているみたい』というんだな……なんて。
更級さんを見るたびに思う。
「見つけたー!あのね、先生に資料作成を頼まれたんだけど、よくわからなくて…。教えてくれる?」
「うん、わかった。すぐ行くよ。
……じゃあ、日下部さん。またあとで」
「あ、うん」
広瀬くんは食器を返却すると更級さんのところにいってしまった。
なにやら話しながら並んで食堂を出ていく二人をぼんやり見送る。
……お似合いだな、なんて。
「……あ!それよりプリンだ!あんまり遅いと売り切れちゃう」
私は急いで購入列に並び、無事にプリンをゲットした。
それから弥生とおしゃべりしながらそれを完食。
食堂のプリンはいつも通り、甘くて、とろけるようにやわらかくて、最高においしい。
……でも。
なんでだろう。どうしてか、いつもよりカラメルがちょっぴり苦く感じた。
「!」
呼び声に広瀬くんが振り返る。
出入口のところに女の子が立っていた。
クラスメイトの更級《さらしな》さん。
女子のクラス委員だ。
ちなみにすごい美少女。
ああいう子が『砂糖菓子でできているみたい』というんだな……なんて。
更級さんを見るたびに思う。
「見つけたー!あのね、先生に資料作成を頼まれたんだけど、よくわからなくて…。教えてくれる?」
「うん、わかった。すぐ行くよ。
……じゃあ、日下部さん。またあとで」
「あ、うん」
広瀬くんは食器を返却すると更級さんのところにいってしまった。
なにやら話しながら並んで食堂を出ていく二人をぼんやり見送る。
……お似合いだな、なんて。
「……あ!それよりプリンだ!あんまり遅いと売り切れちゃう」
私は急いで購入列に並び、無事にプリンをゲットした。
それから弥生とおしゃべりしながらそれを完食。
食堂のプリンはいつも通り、甘くて、とろけるようにやわらかくて、最高においしい。
……でも。
なんでだろう。どうしてか、いつもよりカラメルがちょっぴり苦く感じた。