広瀬くんは、いっぱい食べる私が好き
「うん、熱はないね」
「当たり前だよ。大丈夫ー」
「でも、のんちゃんがご飯のおかわりをまだ一回しかしてないなんて珍しいから」
「………」
確かに。
いつもなら三杯めを食べているタイミングかもしれない。
「ほ、本当に大丈夫だから。……うん、おいしいー!」
コロッケを頬張り笑う。
お父さんもようやく安心したように微笑んだ。
「のんちゃんは本当においしそうに食べてくれるからね。作りがいがあるよ」
「えへへ。だってお父さんのご飯美味しいんだもん」
「ありがとう。明日のお弁当も楽しみにしていてね」
「……あ、う、うん!」
我が家は基本的に料理はお父さんが作っている。
化粧品メーカーで働くお母さんは、朝早くから仕事に行き、帰りもよく遅くなる。
……それになによりお母さんは料理を作るのが苦手で、好きではないらしい。
一方お父さんは結婚前から毎日自炊していたくらい料理好きで、腕前も最高だと思う。
料理だけでなく洗濯や掃除もお父さんの方がうまい。
そんなわけでうちではお父さんが主夫として家事をして、お母さんは外でお仕事をしている。
友達からなぜか驚かれたこともあるけど、お父さんもお母さんも忙しそうだけど楽しそうで、私はこんな家族が大好きだ。
「当たり前だよ。大丈夫ー」
「でも、のんちゃんがご飯のおかわりをまだ一回しかしてないなんて珍しいから」
「………」
確かに。
いつもなら三杯めを食べているタイミングかもしれない。
「ほ、本当に大丈夫だから。……うん、おいしいー!」
コロッケを頬張り笑う。
お父さんもようやく安心したように微笑んだ。
「のんちゃんは本当においしそうに食べてくれるからね。作りがいがあるよ」
「えへへ。だってお父さんのご飯美味しいんだもん」
「ありがとう。明日のお弁当も楽しみにしていてね」
「……あ、う、うん!」
我が家は基本的に料理はお父さんが作っている。
化粧品メーカーで働くお母さんは、朝早くから仕事に行き、帰りもよく遅くなる。
……それになによりお母さんは料理を作るのが苦手で、好きではないらしい。
一方お父さんは結婚前から毎日自炊していたくらい料理好きで、腕前も最高だと思う。
料理だけでなく洗濯や掃除もお父さんの方がうまい。
そんなわけでうちではお父さんが主夫として家事をして、お母さんは外でお仕事をしている。
友達からなぜか驚かれたこともあるけど、お父さんもお母さんも忙しそうだけど楽しそうで、私はこんな家族が大好きだ。