広瀬くんは、いっぱい食べる私が好き
「えー、そうかなー。たしかによく言われるけど。そんなフニャフニャしてる?」
「してるしてる。ま、それが和花のいいところってことで」
「またまた~」
弥生とそんなおしゃべりをしながら、私はいつしかカレーを完食。
うん、おいしかった!
あとは半分くらい残ったお弁当。
次はどのおかずにしようかなー。
よし、ちょっとお口直しにプチトマトを……
「は!?もう一回言ってみろよ!」
「!?」
突然、食堂に響く怒鳴り声。
思わず箸をとめ、弥生と顔を見合せた。
声は食券の列の方から。
目をやると、おそらく上級生らしき長身の男子生徒が列に並ぶ女子生徒になにかを言っているようだ。
「……割り込みでもあったかな。いつものことだけど」
弥生がぽつりと呟く。
うちの食堂は安くて美味しいからか、利用する生徒が多い。
そんなわけで食券の券売機は、昼休みがそこそこ経っても行列が残っていて、たまに待ちきれない人が割り込みをしたりするのだ。
……ほとんどは上級生が一年生のところに割り込むので、注意できずされるがままになることが多い。
なんだかなあ。
お腹すいて待てないのかもしれないけど、よくないことだよね……。
「してるしてる。ま、それが和花のいいところってことで」
「またまた~」
弥生とそんなおしゃべりをしながら、私はいつしかカレーを完食。
うん、おいしかった!
あとは半分くらい残ったお弁当。
次はどのおかずにしようかなー。
よし、ちょっとお口直しにプチトマトを……
「は!?もう一回言ってみろよ!」
「!?」
突然、食堂に響く怒鳴り声。
思わず箸をとめ、弥生と顔を見合せた。
声は食券の列の方から。
目をやると、おそらく上級生らしき長身の男子生徒が列に並ぶ女子生徒になにかを言っているようだ。
「……割り込みでもあったかな。いつものことだけど」
弥生がぽつりと呟く。
うちの食堂は安くて美味しいからか、利用する生徒が多い。
そんなわけで食券の券売機は、昼休みがそこそこ経っても行列が残っていて、たまに待ちきれない人が割り込みをしたりするのだ。
……ほとんどは上級生が一年生のところに割り込むので、注意できずされるがままになることが多い。
なんだかなあ。
お腹すいて待てないのかもしれないけど、よくないことだよね……。