広瀬くんは、いっぱい食べる私が好き
甘いクレープか?甘くないクレープか?
二年生になり早数ヶ月。
もうすぐ高校生活の一大イベントといってもいい行事がやってくる。
「……では、手元のしおりを確認してください」
教壇に立つ、クラス委員の広瀬くん。
彼の手には「修学旅行のしおり」と書かれた冊子。
私たちの手にももちろん同じものがある。
そう。
来月に修学旅行があるのだ。
「……と、いうことで日程は○○日からの三泊四日。行き先は京都・大阪になります。それで今日は修学旅行で行動するグループを……」
広瀬くんはよどみない口調で司会進行していく。
ホームルームの時間。
今日は修学旅行の班を決めることになっていた。
「基本的にひと班5人から6人。男女混合でも、そうでなくても大丈夫です」
班かあ。
もちろん弥生とは一緒だけれど。
あとは誰かな。
リエちゃんたちと同じ班にしてもらおっかなあ。
……なんて頭の中でシミュレート。
きっと前の席に座る弥生も同じように思っているだろう。
「では、とりあえずそれぞれグループを作って、決まったら報告に来てください」
という広瀬くんの声とほぼ同時に、みんな席を立って思い思いにわかれた。
もうすぐ高校生活の一大イベントといってもいい行事がやってくる。
「……では、手元のしおりを確認してください」
教壇に立つ、クラス委員の広瀬くん。
彼の手には「修学旅行のしおり」と書かれた冊子。
私たちの手にももちろん同じものがある。
そう。
来月に修学旅行があるのだ。
「……と、いうことで日程は○○日からの三泊四日。行き先は京都・大阪になります。それで今日は修学旅行で行動するグループを……」
広瀬くんはよどみない口調で司会進行していく。
ホームルームの時間。
今日は修学旅行の班を決めることになっていた。
「基本的にひと班5人から6人。男女混合でも、そうでなくても大丈夫です」
班かあ。
もちろん弥生とは一緒だけれど。
あとは誰かな。
リエちゃんたちと同じ班にしてもらおっかなあ。
……なんて頭の中でシミュレート。
きっと前の席に座る弥生も同じように思っているだろう。
「では、とりあえずそれぞれグループを作って、決まったら報告に来てください」
という広瀬くんの声とほぼ同時に、みんな席を立って思い思いにわかれた。