広瀬くんは、いっぱい食べる私が好き
思わず大きい声が出てしまう。
広瀬くんから誘われるなんて予想してなかった。
たしかに最近彼との接点は増えたけれど、どちらかと言えばみんなに内緒……みたいな感じだし。
それに……広瀬くんなら一緒のグループになりたいって子は多いだろうに。
「だめかな?一応………このメンバーだけど」
少し遠慮がちにうかがってくる広瀬くんの後ろには、向坂《さきさか》くんと長森《ながもり》くん。
二人とも話しやすくてイケメン。クラスの人気者タイプだ。
わわわ。
この顔ぶれだと、むしろこっちが気後れしちゃうよ。
「え、えーと……」
ついつい助けを求めるように弥生の方を見てしまう。
すると弥生は驚きも戸惑いも見せず「あたしはいいわよ」と、アッサリうなずいた。
「あたしたちも班のメンバーも探していたからちょうど良かったわ。ね、和花」
「え、あ、う、うん……!」
「ほんと?それじゃあ同じ班ってことでいいかい?」
「あ、う、うん‥‥!」
ほぼ条件反射のようにうなずいてしまう。
すると広瀬くんは安心したみたいに、少しふにゃっとした笑顔を浮かべた。
もしかして緊張していたのかな。
「ありがとう、日下部さん、小泉《こいずみ》さん。よろしくね」
「う、うん。よろしく」
向坂くんと長森くんも口々に「よろしく」と笑いかけてきた。
特に長森くんはなぜか「ありがとう」と握手までしてくれた。
な、なんなんだろう。
広瀬くんから誘われるなんて予想してなかった。
たしかに最近彼との接点は増えたけれど、どちらかと言えばみんなに内緒……みたいな感じだし。
それに……広瀬くんなら一緒のグループになりたいって子は多いだろうに。
「だめかな?一応………このメンバーだけど」
少し遠慮がちにうかがってくる広瀬くんの後ろには、向坂《さきさか》くんと長森《ながもり》くん。
二人とも話しやすくてイケメン。クラスの人気者タイプだ。
わわわ。
この顔ぶれだと、むしろこっちが気後れしちゃうよ。
「え、えーと……」
ついつい助けを求めるように弥生の方を見てしまう。
すると弥生は驚きも戸惑いも見せず「あたしはいいわよ」と、アッサリうなずいた。
「あたしたちも班のメンバーも探していたからちょうど良かったわ。ね、和花」
「え、あ、う、うん……!」
「ほんと?それじゃあ同じ班ってことでいいかい?」
「あ、う、うん‥‥!」
ほぼ条件反射のようにうなずいてしまう。
すると広瀬くんは安心したみたいに、少しふにゃっとした笑顔を浮かべた。
もしかして緊張していたのかな。
「ありがとう、日下部さん、小泉《こいずみ》さん。よろしくね」
「う、うん。よろしく」
向坂くんと長森くんも口々に「よろしく」と笑いかけてきた。
特に長森くんはなぜか「ありがとう」と握手までしてくれた。
な、なんなんだろう。