広瀬くんは、いっぱい食べる私が好き
(いや!それの何が悪いんだ!)
私ったら、私ったら。
なにをモヤモヤしているの?
好きな人と一緒の班になりたいのは当たり前じゃない。せっかくの修学旅行だもん。
更級さんのことも嫌いじゃない。弥生だって更級さんと仲悪くない。
だからいいの。これでいいんだ。
なにより更級さんがうれしそうだし。
広瀬くんも笑ってる。
……広瀬くんも、うれしいよね。
(……あれ?)
今、胸がなんだかチクンとした。
わたし………?
「なんかよくわからん班になったね」
弥生がぽつりとつぶやく。
「え、あ!や、弥生……」
「ま、いいか。なんか楽しそうだし」
「そ、そう……だね」
「和花。……なんか困ったら相談してね」
そう私にだけ聞こえるように言ってくれた弥生。
「い、いや。大丈夫だよ。楽しもうね、修学旅行」
なんて返事したけれど。
弥生には相談できない問題が起きたのは、この数時間あとのこと。
☆☆☆☆☆
私ったら、私ったら。
なにをモヤモヤしているの?
好きな人と一緒の班になりたいのは当たり前じゃない。せっかくの修学旅行だもん。
更級さんのことも嫌いじゃない。弥生だって更級さんと仲悪くない。
だからいいの。これでいいんだ。
なにより更級さんがうれしそうだし。
広瀬くんも笑ってる。
……広瀬くんも、うれしいよね。
(……あれ?)
今、胸がなんだかチクンとした。
わたし………?
「なんかよくわからん班になったね」
弥生がぽつりとつぶやく。
「え、あ!や、弥生……」
「ま、いいか。なんか楽しそうだし」
「そ、そう……だね」
「和花。……なんか困ったら相談してね」
そう私にだけ聞こえるように言ってくれた弥生。
「い、いや。大丈夫だよ。楽しもうね、修学旅行」
なんて返事したけれど。
弥生には相談できない問題が起きたのは、この数時間あとのこと。
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