広瀬くんは、いっぱい食べる私が好き
もやもやする。
更級さんのこととか。
そしてなにより自分にもやもやする。
よくわからない気持ちに。
そんなとき。
気持ちの切り替え方法は……やっぱり食べること!
……というわけで
ちょうど今日は週に一度の部活の日。
製菓同好会の活動だ。
その名の通り、お菓子を作って食べるクラブ。
本日の課題は、クレープの中身ナンバーワンを決めよう……というもの。
「あー、美味しそう美味しそう!早く焼けないかなー」
「ちょっ……和花ちゃん!まだ生焼けだからね、手を出さないで!ほら、これでも食べてて!」
そう言って部活の先輩にバナナを手渡された。
ありがたく受け取り、皮を剥いて頬張る。
うん。よく熟してて美味しい。
「……よ、と」
先輩が薄いクレープ生地を見事な手つきでひっくり返す。
ふわりと甘い匂い。
きれいな焼き色が見えた。
「ああー、本当に美味しそう」
「ほらほら、和花ちゃん!バナナ食べ終わったらフルーツとクリームの用意を終わらせて!つまみ食いはほどほどにね」
「は、はーい」
イチゴやバナナ、キウイを切って、すでにホイップしてある生クリームを絞り袋に。チョコソースの具合も申し分なし。
あとはいよいよ巻いていくだけだ。
更級さんのこととか。
そしてなにより自分にもやもやする。
よくわからない気持ちに。
そんなとき。
気持ちの切り替え方法は……やっぱり食べること!
……というわけで
ちょうど今日は週に一度の部活の日。
製菓同好会の活動だ。
その名の通り、お菓子を作って食べるクラブ。
本日の課題は、クレープの中身ナンバーワンを決めよう……というもの。
「あー、美味しそう美味しそう!早く焼けないかなー」
「ちょっ……和花ちゃん!まだ生焼けだからね、手を出さないで!ほら、これでも食べてて!」
そう言って部活の先輩にバナナを手渡された。
ありがたく受け取り、皮を剥いて頬張る。
うん。よく熟してて美味しい。
「……よ、と」
先輩が薄いクレープ生地を見事な手つきでひっくり返す。
ふわりと甘い匂い。
きれいな焼き色が見えた。
「ああー、本当に美味しそう」
「ほらほら、和花ちゃん!バナナ食べ終わったらフルーツとクリームの用意を終わらせて!つまみ食いはほどほどにね」
「は、はーい」
イチゴやバナナ、キウイを切って、すでにホイップしてある生クリームを絞り袋に。チョコソースの具合も申し分なし。
あとはいよいよ巻いていくだけだ。