私の恋のヒーローは

降谷 恭斗は自分の席に戻ると
机に伏せて、寝始めた。
相変わらず、不真面目な男だ。

席に座った私が鞄を開くと
中には何も入っていなかった。

そういえば、あの男と鞄を
交換したままだった。

絆「起きろ、恭斗。」

恭斗「何だよ。」

まだ寝ていなかったのか
ダルそうに降谷 恭斗は体を起こす。

絆「鞄を交換したままだった。」

恭斗「ああ。はい。」

鞄を渡すとまた降谷 恭斗は寝始め
私が席に戻ると七海が
ニヤニヤしていた。
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