私の恋のヒーローは
七海「降谷くんって意外と
優しいんだね。」
絆「あいつのどこが優しい?」
七海「だって、絆がいつも
教科書持ち帰る事知ってるから
交換してたんでしょ?
重い方を持っててくれたんだよね?」
絆「そうゆう事だったのか。
全く、分かりづらい男だ。」
七海「絆が鈍感なだけ。
てか、今まであんなにキュンキュンする
小説書いてきたくせに
何で、分かんないかな。」
絆「頭の中で恋愛するのと
実際に恋愛するのとでは違うらしい。
それに、相手はあの男だ。
恭斗はヒーローに向いてない。」
降谷 恭斗はヒーローになれないが
私もヒロインにはなれない。
私たちの恋愛はドキドキも
ワクワクも何もない。
やっぱり私は今まで妄想してきた
ときめくような恋愛を
降谷 恭斗とは出来そうになかった。