私の恋のヒーローは

絆「お前はひねくれ者だからな。
勢いで酷い言葉を投げ付けるだろ。
その一言でお前のこれからを
失うくらいなら、お前が傷付いた方が
マシだと思った。余計な事をして
悪かったな。」

降谷 恭斗が泣いていた。
俺様でいつも上から目線な
男が泣いていた。

絆「何故、泣くんだ?」

恭斗「ふざけんなよ、お前。
何で、俺...お前の事なんか
好きになったんだろ。
もうお前なしじゃ
生きられなくなった。」

絆「お前、ユウスケみたいな奴だな。」

恭斗「パクったんじゃねぇからな。」

一瞬だけ、降谷 恭斗が
ヒーローに見えた。

絆「そうか。外で監督が待ってる。
家まで送っていってくれるそうだ。」

降谷 恭斗を監督に預け
私と七海と雄亮は家路につく。
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