私の恋のヒーローは
スキ。キライ。
2学期になると
降谷 恭斗の怪我も治り
あの男はまた部活に行き始めた。
降谷 恭斗の事が好きだという事が
分かったからと言って私も
もちろん降谷 恭斗も何を変わらなかった。
好きだ。と言い合う事もなく
ときめきもドキドキも何もない
関係が相変わらず続いていた。
担任から明日使うプリントを
ホチキス留めして欲しいと頼まれた
私がプリントを持って教室へ戻ると
そこには降谷 恭斗がいた。
絆「お前、部活はどうした?」
恭斗「休んだ。」
絆「具合でも悪いのか?」
恭斗「それ、手伝う。」