私の恋のヒーローは

恭斗「戸塚に聞いた。
何で俺に言わねぇんだよ。」

絆「お前にわざわざ
言う事じゃないだろ。」

恭斗「わざわざ言う事だろ!
お前が生まれた大切な日だろ!
祝いたいんだよ、俺は。
お前の誕生日を!」

胸の奥がざわついた。
降谷 恭斗と出会ってから
沢山の感情を知ったが
このざわめきは初めてだった。

絆「アクセサリーなど貰っても困る。
でも、代わりに欲しいものがある。」

恭斗「お前の欲しいものなら
何でも買ってやる。」

私は、近くの雑貨屋に初めて
足を踏み入れた。
こうゆう場所とは無縁だったけど
今とても欲しいものがそこにはあった。
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