私の恋のヒーローは

恭斗「何か用か?」

絆「今日から部活は休みだろ?」

恭斗「まあ、そうだけど。」

絆「一緒に勉強しないか?」

恭斗「悪い。自主練してく。」

絆「随分と余裕なんだな。
勉強しなくても私に勝てると
思ってるのか?」

階段を降り、私の元へとやって来た
降谷 恭斗の瞳は死んだ魚の様だった。

哀しみを帯び、何もかもを諦めた
瞳の様だった。

恭斗「勉強はもういい。
頑張る意味が無くなった。」

絆「何故だ?」

恭斗「気に入らないんだってさ。
俺がサッカー部に入った事。」

誰がとは言わなかったが
それが誰なのかはすぐに分かった。
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