私の恋のヒーローは

恭斗「二度とこいつに話しかけるな。
次は容赦しねぇからな。」

まるでヒーローみたいだった。

皆を助ける正義のヒーロー。
ヒロインを助けるかっこいいヒーロー。

降谷 恭斗に最高の言葉を貰った。
きちんと私は愛されていた。

その時、私はとてつもない
恐怖に襲われた。

恭斗「おい、行くぞ。」

降谷 恭斗は私の腕を引くと
教室を通り過ぎる。

絆「どこへ行く?」

恭斗「保健室。」

私の腕を引く手とは反対側の
手の甲に血が滲んでいた。
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