私の恋のヒーローは

絆「自惚れるのも大概にして下さい。」

恭斗「は?」

絆「私があなたの言葉を
気にすると思いますか?
あなたの言葉は私にとっては
ハエの羽音と同じようなものです。」

恭斗「ハエの羽音?」

絆「うるさい。ただ、それだけです。
あなたに辞めろと言われたから
学校を辞める訳ではありません。
私が学校を辞めたいから辞めるんです。」

降谷 恭斗のもう片方の手が
私の顔スレスレの壁を殴る。

暴力でしか訴えられない
降谷 恭斗は何とも可哀想な人間だ。
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