私の恋のヒーローは
放課後になると、話した事のない
クラスの女生徒が私の名を呼んだ。
七海「霜月さん!」
絆「何ですか?」
七海「あの、聞きたい事があるんだけど
リアンって霜月さんなの?」
リアンとは私がWeb小説上で
使っているペンネームだ。
何故、彼女がその事を知っているのか
分からないけど別に隠す事でもない。
絆「そうですけど...。
気持ち悪いと思うのならお好きにどうぞ。」
彼女は私の手を握ると
ブンブンと振り回す奇怪な女だった。