私の恋のヒーローは
絆「やめておけ。」
七海「え?何で?」
絆「雄亮は私の昔の親友だ。
小学5年生まで、私は
雄亮と毎日一緒にいた。
あの男は、降谷 恭斗のような人間だ。
いつでもどこでも人気者で
雄亮の周りには必ず人が集まる。」
七海はイスに座り直す。
七海「だったら、尚更友達になりたい。
絆の親友なんでしょ?」
絆「私は、雄亮と関わって欲しくない。」
七海「どうして?」
絆「あそこに群がる女達と
一緒になるな。降谷 恭斗や
雄亮の様な人間と関わったって
七海は幸せになれない。
初めて出来た友達だから、私は
七海に辛い想いをさせたくない。」
七海は私の肩をバシバシと叩きながら
泣いていた。