私の恋のヒーローは

絆「あなたに何か迷惑かけましたか?」

恭斗「は?」

絆「私が小説を書く事によって
あなたは何か迷惑してますか?
からかいたいのなら他を当たって下さい。
私の夢をあなたに否定される
理由はないと思います。」

恭斗「お前見てるだけで気分悪いんだよ。」

絆「そうですか。分かりました。
明日からいなくなります。さようなら。」

降谷 恭斗に言われたからではない。
もっとずっと前から考えていた。

高校生活を送る意味なんて
私にはなかった。
卒業過程が欲しいのなら
通信教育や夜間学校だってある。
そこから大学にだって進学出来る。

無理して学校に通う理由なんて
そもそもなかったんだ。
降谷 恭斗に気付かされた。
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