あまのじゃく彼氏

「お疲れさまでした!!!」

部活が終わって
沙耶と帰ろうと学校をでると
谷口君が待っていた。

「あっ…河原!一緒に帰ろ」

「えっ私.沙耶と…」

「あっいいよ!?大丈夫!
じゃぁまた明日。」

「ちょっ沙耶―っ!?」

「じゃね。」

沙耶のばかぁ。
うらぎりもの~っ!!
明日覚えてろよぉ。

「じゃっいこっか。」

「うん…」


――――。


「あっじゃぁ…」

「あっありがとう。
谷口君はこの電車じゃないの?」

「あ―.俺バスなんだっ。」

「えぇ―っ!?また来た道戻んなきゃ行けないじゃん!」

「ま―ねっじゃ気をつけて☆」

「…うん。なんかごめんね?」

「えぇっ!!なんで
河原が謝るんだよ―っ!(笑)」

「だって―。」

「大丈夫だよ。じゃね.
またメールする」

「あっうん。ばいばい」


あっあと1分で電車でちゃう!!

急がなきゃ………。

走ろうとしたとき.谷口君の声が聞こえた。







「河原――。俺.本気だから!!」



「ほっ!?」

びっくりして振り向いてみると

谷口君は照れくさそうに

笑顔を私に向けていた。



私…絶対.顔赤いよね……。




< 12 / 60 >

この作品をシェア

pagetop