あまのじゃく彼氏
「お疲れさまでした!!!」
部活が終わって
沙耶と帰ろうと学校をでると
谷口君が待っていた。
「あっ…河原!一緒に帰ろ」
「えっ私.沙耶と…」
「あっいいよ!?大丈夫!
じゃぁまた明日。」
「ちょっ沙耶―っ!?」
「じゃね。」
沙耶のばかぁ。
うらぎりもの~っ!!
明日覚えてろよぉ。
「じゃっいこっか。」
「うん…」
――――。
「あっじゃぁ…」
「あっありがとう。
谷口君はこの電車じゃないの?」
「あ―.俺バスなんだっ。」
「えぇ―っ!?また来た道戻んなきゃ行けないじゃん!」
「ま―ねっじゃ気をつけて☆」
「…うん。なんかごめんね?」
「えぇっ!!なんで
河原が謝るんだよ―っ!(笑)」
「だって―。」
「大丈夫だよ。じゃね.
またメールする」
「あっうん。ばいばい」
あっあと1分で電車でちゃう!!
急がなきゃ………。
走ろうとしたとき.谷口君の声が聞こえた。
「河原――。俺.本気だから!!」
「ほっ!?」
びっくりして振り向いてみると
谷口君は照れくさそうに
笑顔を私に向けていた。
私…絶対.顔赤いよね……。