あまのじゃく彼氏
放課後.いつものように部活――。
私はバドミントン部に所属している。
まだ高校生活が始まってから
2ヶ月しかたっていない。
なのに.練習のきついバドミントン部では
2ヶ月前の人数の半分ぐらいしか
残っていなかった。
「…ぃちゃん…葵ちゃんっ!」
「…え!?…あっはい!!」
「ネット一緒にはってくれる?」
ぼ―っとしてた私は
先輩…. 川崎 みどり先輩に
声をかけられてた
事にも気がついてなかった。
つくづく.自分のとろさに
あきれてくる……。