あまのじゃく彼氏


「じゃ―なっ祐二☆ばいば―い」


祐二という名前に反応して
振り向くと.先輩がいた。



「あっ」


……岸部先輩だ。


「ちょっ葵!行ってきなよ!!」


「え―っ!?無理無理っ」


「こんなチャンスないよ!?
あたし.先帰るから
また明日.報告してね☆」

一度言ったら止まらない…

それが沙耶。


手をふって小走りで
去っていく沙耶を見ながら
どきどきしていた―――。









「あれ.河原…?」

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