キミのアタマに居なくても、キミのココロにきっと居る
ハルの部屋は、広い個室だった。



念の為、ハルの具合を確認するから、コウキだけが中に入り、私たちは廊下で待つ。

それは、長い長い時間に思えた。




やがて「みんな入ってー」と、コウキの声が聞こえる。
私は、消毒液の匂いのする、病室へと入っていった。
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