キミのアタマに居なくても、キミのココロにきっと居る
「うぉー!みんな来てくれたんだー!」

懐かしい、ハルの声だ。
ハルに会えただけなのに、零れ落ちそうになる涙をぐっと堪える。


ハルが、一人ずつの名前を呼んでいく。


「山下〜、元気だったか?」
「岡井、ちゃんと部活行ってるのか?」
「本山さん、ごめん。全部委員会の仕事、やってもらってるよね?」


そして、いよいよ次は美菜ちゃんだ。


「美菜、元気か?」
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