おてんば姫の手なずけ方~侯爵の手中にはまりました~
「使用人になるということは、向こうにいる間はリンネに忠誠をつくしリンネの世話をするということだ。
それに、主従関係のある者同士が恋仲になることはあり得ないのだから、婚約者であることがばれてはならない。しっかりとばれないようにできるのか?」
国王はそれが守れるのならばリンネに同行することを許可するとエリックに伝えた。
エリックは「必ず」と短く返事をすると大きく頷いた。
「エリック殿の気持ちは分かった。先方には新人のメイドと新人の執事が王女に同行すると伝えておく。ついでに向こうでメイドをつけてほしいということも頼んでおこう。
その方が怪しまれないだろうから」
「ありがとうございます、それではエリック様とメグとともにサハール皇国へ参ります。
出発は返信の早馬のことを考えて、明後日にしようと思います」
「それまでには私も正式書類を用意しておこう」
国王はそれだけ言うと、玉座から立ち上がりリンネとエリック、それぞれと握手を交わした。
それに、主従関係のある者同士が恋仲になることはあり得ないのだから、婚約者であることがばれてはならない。しっかりとばれないようにできるのか?」
国王はそれが守れるのならばリンネに同行することを許可するとエリックに伝えた。
エリックは「必ず」と短く返事をすると大きく頷いた。
「エリック殿の気持ちは分かった。先方には新人のメイドと新人の執事が王女に同行すると伝えておく。ついでに向こうでメイドをつけてほしいということも頼んでおこう。
その方が怪しまれないだろうから」
「ありがとうございます、それではエリック様とメグとともにサハール皇国へ参ります。
出発は返信の早馬のことを考えて、明後日にしようと思います」
「それまでには私も正式書類を用意しておこう」
国王はそれだけ言うと、玉座から立ち上がりリンネとエリック、それぞれと握手を交わした。