おてんば姫の手なずけ方~侯爵の手中にはまりました~
話を聞き終わったリンネはただただ驚いていた。
どうやって自分の思いをメグに伝えればいいのか、すぐには答えがでなかった。少し考えたあと、リンネは口を開いた。
「アラン様と同じことを言うけど、メグは悪くない。
話してくれてありがとう。これからは何があっても私が貴女のことを守るわ。
何かあったときは遠慮なく私を頼ってほしい。
貴女はひとりではないの。私だって、エリック様だっているわ。
もちろん、遠くからアラン様も貴女の幸せを願ってるわ」
その言葉を聞いたメグはその場に座り込み泣き出してしまった。止めようと本人は頑張っているようだが、その涙の止まるところは知らず次から次へと溢れてきた。
「私はもう時間だから行くわ。
エリック、貴方はここに残ってメグの背中をさすってあげて。
私はもう今だけはひとりでも大丈夫だから」
エリックのかしこまりましたという声を聞くとそのままリンネは部屋を出ていき、外で待機していたトーマスとともに謁見の間へと歩いていった。
どうやって自分の思いをメグに伝えればいいのか、すぐには答えがでなかった。少し考えたあと、リンネは口を開いた。
「アラン様と同じことを言うけど、メグは悪くない。
話してくれてありがとう。これからは何があっても私が貴女のことを守るわ。
何かあったときは遠慮なく私を頼ってほしい。
貴女はひとりではないの。私だって、エリック様だっているわ。
もちろん、遠くからアラン様も貴女の幸せを願ってるわ」
その言葉を聞いたメグはその場に座り込み泣き出してしまった。止めようと本人は頑張っているようだが、その涙の止まるところは知らず次から次へと溢れてきた。
「私はもう時間だから行くわ。
エリック、貴方はここに残ってメグの背中をさすってあげて。
私はもう今だけはひとりでも大丈夫だから」
エリックのかしこまりましたという声を聞くとそのままリンネは部屋を出ていき、外で待機していたトーマスとともに謁見の間へと歩いていった。