おてんば姫の手なずけ方~侯爵の手中にはまりました~
「リンネ様、失礼いたします」

廊下からエリックの声が聞こえてきたので、リンネはエリックの入室を許可した。

続き扉から入ってくればよかったのにと言うリンネにエリックは「汗を流して着替えてきたので」と短く返した。

「リンネ様、例の件なのですが…」

「どうやら大丈夫そうよ。
メグ、ここの執事長のお墨付きをもらったみたいなの」

「よかったですね。
メグ、試験頑張ってくださいね」

メグは元気に「はい」と返事をした。

その後はふたりに話し合いの相手になってもらい時間をつぶした。
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