おてんば姫の手なずけ方~侯爵の手中にはまりました~
合格者の名前を聞いて落胆して崩れ落ちるもの、そのまま部屋を去っていくものと何パターン化にわかれたがメグは特に喜ぶこともなく、部屋を後にしてリンネのもとへ向かった。
「メグにございます」
今回はどうどうとリンネのもとを訪ねてもおとがめなしであるため、メグは特に気を張ることなくリンネの部屋を訪れた。
昨日と同じく、中からエリックが扉を開けるとメグは一礼をしてから部屋の中へ入っていった。
「メグ、合格おめでとう。
皇太子さまから話は聞いたけど、貴女の料理の腕が合格の決め手みたいね。
貴女のお菓子また食べたくなっちゃったけど明後日からはクレア様?のもとでお仕えすることが決まっているのよね。
早くすべてを終えてエルディール王国へ戻りましょうね。
そうしたら私にも何か作ってほしいわ」
リンネはメグが無事に後宮の試験に合格したことを喜びながら、料理の腕がかわれたということからしばらくの間メグのお菓子が食べられないことを少し悲しんでいた。
「明日は一日こちらにいますので、何かおつくりいたします。
それに毎日とはいきませんが後宮での動きを報告する際に何か冷めてもおいしく食べられるものをお持ちいたします」
その言葉を聞いたリンネはすぐに笑顔になり、メグに思いっきり抱きついた。
その様子を部屋の隅から見ていたエリックはわざとらしく咳をして離れるように促した。
その日は夜が更けるまでリンネとエリック、メグで話し込んでいた。
「メグにございます」
今回はどうどうとリンネのもとを訪ねてもおとがめなしであるため、メグは特に気を張ることなくリンネの部屋を訪れた。
昨日と同じく、中からエリックが扉を開けるとメグは一礼をしてから部屋の中へ入っていった。
「メグ、合格おめでとう。
皇太子さまから話は聞いたけど、貴女の料理の腕が合格の決め手みたいね。
貴女のお菓子また食べたくなっちゃったけど明後日からはクレア様?のもとでお仕えすることが決まっているのよね。
早くすべてを終えてエルディール王国へ戻りましょうね。
そうしたら私にも何か作ってほしいわ」
リンネはメグが無事に後宮の試験に合格したことを喜びながら、料理の腕がかわれたということからしばらくの間メグのお菓子が食べられないことを少し悲しんでいた。
「明日は一日こちらにいますので、何かおつくりいたします。
それに毎日とはいきませんが後宮での動きを報告する際に何か冷めてもおいしく食べられるものをお持ちいたします」
その言葉を聞いたリンネはすぐに笑顔になり、メグに思いっきり抱きついた。
その様子を部屋の隅から見ていたエリックはわざとらしく咳をして離れるように促した。
その日は夜が更けるまでリンネとエリック、メグで話し込んでいた。